米金融機関が英国への17億ドル投資表明、トランプ氏訪問控え

　英政府は１４日、トランプ米大統領の公式訪問に先立ち、ペイパル、バンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）、シティグループ、Ｓ＆Ｐグローバルなど米大手金融機関から１２億５０００万ポンド（１６億９０００万ドル）超の新規投資を受けると発表した。写真はＢｏｆＡのロゴ。ニューヨークで２０２３年７月撮影（２０２５年　ロイター/Brendan McDermid）

[１４日 ロイター] - 英政府は１４日、トランプ米大統領の公式訪問に先立ち、ペイパル、バンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）、シティグループ、Ｓ＆Ｐグローバルなど米大手金融機関から１２億５０００万ポンド（１６億９０００万ドル）超の新規投資を受けると発表した。

英ビジネス貿易省によると、この投資により、ロンドン、エディンバラ、ベルファスト、マンチェスターで１８００人の雇用が創出され、英米間の金融関係が深まることが期待されるという。

ＢｏｆＡは北アイルランドに初進出し、ベルファストで最大１０００人の雇用を創出する。シティグループは英国事業全体に１１億ポンドを投資する計画で、これには北アイルランドでの事業拡大へのさらなるコミットメントも含まれる。

Ｓ＆Ｐグローバルはマンチェスターに４００万ポンド以上を投資し、２００人の常勤社員を雇用する。また、ブラックロックは来年、英国市場に７０億ポンドを投資する予定で、すでにエディンバラに新事務所を開設し、現地の従業員をほぼ倍増させている。

英政府は、これらの取引が英米間に２００億ポンドの貿易をもたらすと述べた。

トランプ大統領は１６日から国賓として英国を訪問する。国賓としての訪英は２度目。