香港取引所、上期利益40％増で過去最高 取引や上場が増加

　８月２０日、香港の取引所運営会社、香港取引所（ＨＫＥＸ）が発表した上半期決算は利益が４０％近く増加し、過去最高の８５億２０００万香港ドル（１０億９０００万米ドル）となった。写真はＨＫＥＸのロゴ。香港で６月撮影（２０２５年　ロイター／Tyrone Siu）

Scott Murdoch

［２０日　ロイター］ - 香港の取引所運営会社、香港取引所（ＨＫＥＸ）が２０日発表した上半期決算は利益が４０％近く増加し、過去最高の８５億２０００万香港ドル（１０億９０００万米ドル）となった。株取引の急増や上場の活発化が寄与した。

売上高は３３％増の１４１億香港ドル。１株利益は４．８４香港ドルから６．７４香港ドルに増加した。

株式の１日当たり平均売買代金は１２２％増の２２２８億香港ドル（２８５億４０００万米ドル）。株式相互取引（ストックコネクト）を通じて中国本土の投資家が香港株を売買する「南行き」の取引は２００％近く増加した。

ボニー・チャン最高経営責任者（ＣＥＯ）は現物市場、デリバティブ、ストックコネクトの取引量が過去最高に達し、半期の売上高と利益の記録更新に寄与したと語った。また、上半期は新規株式公開（ＩＰＯ）と上場の申請件数も過去最高を記録したと述べた。