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英ディアジオ、26年売上高は横ばいに 関税の影響2億ドル

2025年08月05日(火)18時26分

 8月5日、世界最大の蒸留酒メーカーである英ディアジオは、2026年度の売上高が横ばいになるとの見通しを示した。写真はスーパーマーケットの棚に並ぶ同社のボトル。2024年10月、ボスニアヘルツェゴビナのサラエボ市で撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[5日 ロイター] - 世界最大の蒸留酒メーカーである英ディアジオは5日、2026年度の売上高が横ばいになるとの見通しを示した。米国の関税により営業利益が年間2億ドル押し下げられると予測し、従来予想の1億5000万ドルから上方修正した。

同社はまた、コスト削減目標を約1億2500万ドル引き上げた。

インフレと経済の不確実性により主要市場で蒸留酒の需要が冷え込んでいるほか、トランプ米大統領が導入した関税が業界に逆風となっている。

ディアジオは2026年上期のオーガニック売上高がわずかに減少するものの、下期にかけて伸びが加速すると予測している。

25年度のオーガニック売上高は1.7%増加し、同社がまとめたアナリスト予想の平均である1.4%増を上回った。

広告宣伝費の削減やサプライチェーンの効率化などにより、約6億2500万ドルを節約できると見込んでいる。従来のコスト削減目標は5億ドルだった。

ロイター
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