住友電工、26年3月期予想を上方修正 米関税の影響が想定下回る

［東京　３１日　ロイター］ - 住友電気工業は３１日、２０２６年３月期通期の連結営業利益予想を前年比８．０％減の２９５０億円に上方修正したと発表した。従来予想は２７５０億円だった。自動車や情報通信関連事業の需要が堅調だったほか、米国の追加関税の影響が当初の見込みを下回った。

ＩＢＥＳがまとめたアナリスト１３人のコンセンサス予想では、営業利益の平均値は２９３９億円。

売上高は前年比１．７％減の４兆６０００億円（従来４兆５０００億円）、純利益は前年比５．８％増の２０５０億円（従来１９００億円）にそれぞれ修正した。

四半期業績と通期見通しは以下の通り。

項目 四半期実績 前年同期比(%) 通期予想(今回) 前年同期比(%) 従来予想

期間 4─6月 - 25年4月─26月3月 - -

売上高 11484 2.9 46000 △1.7 45000

営業利益 603 13.2 2950 △8.0 2750

純利益 351 10.6 2050 5.8 1900

配当 - - 100.00（無） - -

※単位：売上高・利益は億円、配当は円、前年比は％、△はマイナス、修正の有無は配当の修正の有無