米雇用統計の解釈困難に、移民減少の影響で=リッチモンド連銀総裁

米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は7月2日、移民の減少が米国の労働力に与える影響により、今後の雇用統計が経済の堅調さについて何を示しているのか解釈するのが困難になるとの見方を示した。4月撮影(2025年 ロイター/Jeenah Moon)
[ワシントン 2日 ロイター] - 米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は2日、移民の減少が米国の労働力に与える影響により、今後の雇用統計が経済の堅調さについて何を示しているのか解釈するのが困難になるとの見方を示した。
バーキン総裁はフォックス・ビジネスで、雇用統計での失業率の変化が経済成長の鈍化によるものか、外国人労働者の減少によるものかを判断するのは「われわれにとって難しくなる」と言及。自身は失業率に注視しているとした上で、次回の連邦公開市場委員会(FOMC)までに雇用やインフレ、貿易政策など学ぶべきことはたくさんあると語った。
連邦準備理事会(FRB)は利下げ再開時期を見極めるにあたり、インフレと雇用市場の動向の両方を注視している。
6月の雇用統計は3日に発表される。