米メタ、オープンAI人材引き抜きへ1億ドル提示=アルトマン氏

17日、人工知能(AI)「チャットGPT」を手がける米オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は、AI戦略強化を図るメタがオープンAIの人材を引き抜くため1億ドルのボーナスを提示したと明らかにした。写真は5月8日、米議会で撮影(2025年 ロイター/Jonathan Ernst)
[17日 ロイター] - 人工知能(AI)「チャットGPT」を手がける米オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は、AI戦略強化を図るメタがオープンAIの人材を引き抜くため1億ドルのボーナスを提示したと明らかにした。
AI人材を巡る競争は過熱しており、スター研究者はプロスポーツ選手のように勧誘されている。
アルトマン氏は17日に配信された自身の兄弟がホストを務めるポッドキャスト番組で「彼ら(メタ)はわれわれのチームの多くに巨額オファーを提示し始めた。1億ドルの契約ボーナスとか、それ以上の年間報酬とかだ」とした上で、「少なくとも今のところ、われわれの優秀な人材は誰もそれに応じる決断を下していない」と語った。
フェイスブックを運営するメタからは今のところコメントを得られていない。
ロイターはアルトマン氏の発言内容の裏付けを取れていない。
アルトマン氏は「メタがわれわれを最大の競合相手だと思っているということは耳にしている」とも述べた。