午後3時のドルは143円後半へじり高、円軟調 米雇用統計見極め

6月6日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からやや円安の143円後半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年2月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Shinji Kitamura
[東京 6日 ロイター] -
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からやや円安の143円後半で取引されている。米中首脳会談や欧州中央銀行(ECB)理事会などを受けて進んだ円安地合いが続いた。市場では、きょう発表の米雇用統計が、この流れにどのような影響を与えるかが注目されている。
前日海外で143円後半まで上昇したドルは、日本時間朝方にかけていったん143円半ばへ反落した後、日中は143円後半へ再びじり高となった。主導したのは円の弱さで、ニュージーランドドルも86円半ばから87円前半へ、カナダドルも104円後半から105円半ばへ買われた。
円は前日海外市場から売りが先行していた。トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が電話会談で、具体的な成果はなかったもののの、「両国が首脳の対面会談の可能性に言及したこともあり、市場がリスクオンムードに傾く一因となった」(国内証券アナリスト)という。
ユーロ高が円安圧力を強めた側面を指摘する声もあった。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は5日、0.25%の利下げを決めた理事会後の記者会見で「われわれは良好な立場にある」と述べ、利下げサイクルは終盤に差し掛かっていると示唆した。市場ではECBが利下げを停止するとの見方が強まり、ユーロが買われた。
ただ、ソシエテ・ジェネラル欧州担当シニアエコノミストのアナトリ・アネンコフ氏は、9月に利下げが再び行われるとの見方を変更しなかったという。同氏はリポートで「ドイツの財政拡大が今後予想される投資や輸出の減速を補うには不十分で、年後半には低成長と低インフレが同時に発生する可能性がある」と指摘していた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 143.86/143.88 1.1435/1.1437 164.52/164.54
午前9時現在 143.55/143.56 1.1452/1.1455 164.41/164.46
NY午後5時 143.52/143.57 1.1444/1.1446 164.24/164.32
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