ベトナム「トランプタワー」、10億ドル規模 来年着工も=関係筋

5月30日、ベトナムで計画中の「トランプタワー」は少なくとも60階建ての超高層ビルとなり、来年にも建設が開始される可能性があることが関係筋の話で明らかになった。写真はエリック・トランプ氏。ドバイで4月撮影(2025年 ロイター/Amr Alfiky)
[ハノイ 30日 ロイター] - ベトナムで計画中の「トランプタワー」は少なくとも60階建ての超高層ビルとなり、来年にも建設が開始される可能性があることが関係筋の話で明らかになった。投資額は約10億ドルに達する見込みという。
トランプ・オーガニゼーションのシニア・バイス・プレジデントであるエリック・トランプ氏は先週、ベトナムを訪問し、南部ホーチミン市のタワー建設予定地を視察したほか、北部でのゴルフリゾートの起工式にも出席した。
関係筋によると、地元の不動産開発会社キンバック・シティが約15億ドルを投じてゴルフリゾートを開発し、トランプ・オーガニゼーションが運営を担う。トランプタワーについても同様の枠組みで合意される可能性が高く、投資資金の大部分は現地の提携先が拠出する見込みという。
ホーチミン市当局の文書によると、タワーは同市中心部で開発が進むトゥティエム地区に建設される予定。同地区には新たな金融センターの建設計画もある。
関係筋はタワー建設計画の認可はまだ下りておらず、建設開始時期も最終決定されていないものの、来年の着工を目指していると明らかにした。
60階を超える高さの超高層ビルの建設許可が得られれば、投資額は10億ドルを上回る可能性があると述べた。