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再送-赤沢再生相「経済安保の協力も協議」、30日朝に米財務長官らと関税協議

2025年05月30日(金)11時32分

 米関税を巡る4回目の交渉のため米ワシントンに到着した赤沢亮正経済再生相(写真)は29日(日本時間30日午前)、記者団の取材に応じ、「貿易の拡大、非関税措置に加え、経済安全保障上の協力についてもこれまで話をしてきているし、今後も続ける」と語った。4月18日、東京、羽田空港で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

(余計な字句を削除しました)

Yoshifumi Takemoto

[30日 ロイター] - 米関税を巡る4回目の交渉のため米ワシントンに到着した赤沢亮正経済再生相は29日(日本時間30日午前)、記者団の取材に応じ、「貿易の拡大、非関税措置に加え、経済安全保障上の協力についてもこれまで話をしてきているし、今後も続ける」と語った。

赤沢再生相は「関税措置の見直しを強く求めるという立場を守りながら、最大限一致点を見つけていきたい」と説明。レアアース(希土類)の精錬や半導体製造強化の分野で米側に協力を提案するとの一部報道については「詳細は控える」とした。

赤沢再生相は米国時間30日朝にベセント財務長官らと協議するとの見通しを示した。6月中旬にカナダで開かれる主要7国首脳会議(G7サミット)の前に日米首脳が米国で会談する可能性について「絶対ないわけではないと思うが、時間的には相当タイトになっている」と述べた。

トランプ大統領の関税措置を巡っては、米国際貿易裁判所が一部差し止めを決定し、その後に高裁が同決定を一時停止した。赤沢再生相は「現時点で確定的な司法の裁判が下されているわけではない。今後とも必要な情報収集をきちんとやりながら分析をして適切に対応したい」と述べた。

ロイター
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