アックマン氏のファンド、4月にアマゾン株取得 業績拡大に期待

著名投資家ビル・アックマン氏は5月22日、自身のヘッジファンド「パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメント」が先月にアマゾン・ドット・コムの株式を取得したことを明らかにした。6日、ビバリーヒルズで撮影(2025年 ロイター/Mike Blake)
[ニューヨーク 22日 ロイター] - 著名投資家ビル・アックマン氏は22日、自身のヘッジファンド「パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメント」が先月にアマゾン・ドット・コムの株式を取得したことを明らかにした。トランプ大統領の関税措置による影響が消費者の当初の懸念ほど大きくないことから、業績の伸びが続くとみている。
アックマン氏とファンドの投資チームがポートフォリオの追加について顧客に報告した。「最も大きな動きはアマゾンだ」と、ライアン・イスラエル最高投資責任者(CIO)は電話会議で語った。
アマゾンの株価は、トランプ氏が輸入品に対する高関税を発表したことを受けて市場が急落した4月上旬まではかなり割高だった。
レンタカーのハーツと配車大手ウーバー・テクノロジーズの株式もポートフォリオに加えた。
一方、鉄道会社カナディアン・パシフィックの株式を売却した。 アマゾン株購入のために調整が必要だった。アックマン氏は惜しみながらの売却だったとし、同社を高く評価していることを強調した。