ニュース速報
ビジネス

リオ・ティントのスタウショーンCEOが年内退任、後任人選開始

2025年05月22日(木)19時01分

 5月22日、世界有数の資源会社リオ・ティントは、ヤコブ・スタウショーン最高経営責任者(CEO)が年内に退任すると発表した。豪パースで4月19日撮影(2025年 ロイター/Christine Chen)

[メルボルン/ロンドン 22日 ロイター] - 世界有数の資源会社リオ・ティントは22日、ヤコブ・スタウショーン最高経営責任者(CEO)が年内に退任すると発表した。現在、後任の人選を進めているとした。

スタウショーン氏は、投資家や一般市民から批判を受けた、西オーストラリア州のジューカン渓谷の古代遺跡爆破への対応を巡り辞任したジャン・セバスチャン・ジャック前CEOの後を引き継ぎ2020年に就任した。

6年に延長されることが普通の任期の5年目というタイミングでの退任発表は市場にとって驚きとの指摘が出た。バレンジョーイ(シドニー)のアナリストは、古代遺跡爆破問題、その他事業にかかわる問題へのスタウショーン氏の対応を評価する。

リオは、後任について、チーフコマーシャルオフィサーのボルド・バアター氏、鉄鉱石事業の責任者サイモン・トロット氏、アルミニウム事業の責任者ジェローム・ペクリセ氏らが候補になっているとした。

投資家は、リオが社外に範囲を広げて後継探しをすると予想する。その場合、同じくマイク・ヘンリーCEOの年内退任が見込まれる同業BHPと候補の取り合いになる可能性があるという。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

FRB、下期に利下げの道筋 見通しは関税政策次第=

ビジネス

米新規失業保険22.7万件に減少、労働市場の安定を

ビジネス

独経済、今四半期も停滞 米関税で輸出低迷=連銀月報

ビジネス

EU、米国産ロブスターの関税免除延長を検討=FT
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:関税の歴史学
特集:関税の歴史学
2025年5月27日号(5/20発売)

アメリカ史が語る「関税と恐慌」の連鎖反応。歴史の教訓にトランプと世界が学ぶとき

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドローン母船」の残念な欠点
  • 2
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界の生産量の70%以上を占める国はどこ?
  • 3
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 4
    人間に近い汎用人工知能(AGI)で中国は米国を既に抜…
  • 5
    コストコが「あの商品」に販売制限...消費者が殺到し…
  • 6
    「空腹」こそが「未来の医療」になる時代へ...「ファ…
  • 7
    【クイズ】世界で1番「太陽光発電」を導入している国…
  • 8
    子育て世帯の年収平均値は、地域によってここまで違う
  • 9
    米国債デフォルトに怯えるトランプ......日本は交渉…
  • 10
    【クイズ】世界で2番目に「自動車の生産台数」が多い…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 3
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドローン母船」の残念な欠点
  • 4
    ワニの囲いに侵入した男性...「猛攻」を受け「絶叫」…
  • 5
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 6
    コストコが「あの商品」に販売制限...消費者が殺到し…
  • 7
    【クイズ】世界で1番「太陽光発電」を導入している国…
  • 8
    中ロが触手を伸ばす米領アリューシャン列島で「次の…
  • 9
    「空腹」こそが「未来の医療」になる時代へ...「ファ…
  • 10
    人間に近い汎用人工知能(AGI)で中国は米国を既に抜…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山…
  • 5
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 6
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 7
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 8
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 9
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 10
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中