ABインベブ、第1四半期は予想上回る増益 販売減少も利益率改善

5月8日 ビール世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)が8日発表した第1・四半期の営業利益は7.9%増と、市場予想を大幅に上回った。写真はABインベブのロゴ。2019年2月、ベルギーのルーベンで撮影(2025年 ロイター/Francois Lenoir)
[ロンドン 8日 ロイター] - ビール世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)が8日発表した第1・四半期の営業利益は7.9%増と、市場予想を大幅に上回った。
販売量は落ち込んだが、利益率が改善した。市場予想は3.1%の増益だった。
米国の売上高は前年同期比5.1%減。営業日が少なったほか、イースター(復活祭)休暇が前年より遅れた。悪天候も影響した。
世界全体のビール販売量は2.2%減。懸念されていたほどの落ち込みではなかった。
販売コストの削減と効果的な間接費の管理で利益率が改善したとしている。
米国の関税の潜在的な影響には言及しなかった。
中国での第1・四半期の販売量は景気低迷を背景に9.2%減となった。