ドイツ銀傘下DWSと日本生命、インド合弁設立に向け協議中=関係筋

ドイツ銀行の資産運用子会社DWSと日本生命は、インドで資産運用の合弁会社を設立する方向で交渉中であることが、4人の関係者の話で明らかになった。(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration/File Photo)
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[フランクフルト/ムンバイ 7日 ロイター] - ドイツ銀行の資産運用子会社DWSと日本生命は、インドで資産運用の合弁会社を設立する方向で交渉中であることが、4人の関係者の話で明らかになった。
交渉は初期段階にあり、規制上の問題から時間がかかる見込みという。
DWSとドイツ銀はともにコメントを差し控えた。日本生命は協議の事実について確認を避けた。
DWSは運用資産が1兆ユーロ(1兆1300億ドル)を超える欧州最大級の資産運用会社。
外資系金融会社は、世界で最も人口が多く、中産階級が増加しているインドに注目している。
日本生命はDWSの株式5%を保有する2番目に大きな株主で、販売や調査などの分野で提携している。
日本生命はすでにインドで5兆6700億インドルピー(671億8000万ドル)を運用する資産運用事業を展開しており、DWSとは欧州上場のインド国債上場ファンドで提携している。
インドの規制当局は昨年末、ファンド会社が分社化した事業体を通じてパッシブ運用のみのファンド立ち上げを認めるよう規制を緩和した。
関係者によると、DWSと日本生命はこの変更を機に、ETFとパッシブ運用ファンドの合弁会社を設立する可能性がある。