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米シティ、ライトハイザー元通商代表をシニアアドバイザーに起用

2025年05月02日(金)07時29分

5月1日、 米金融大手シティグループは、第1次トランプ政権で通商代表を務めたロバート・ライトハイザー氏(写真)を世界貿易に関するシニアアドバイザーに起用したと発表した。ワシントンで2022年7月撮影(2025年 ロイター/Sarah Silbiger)

[1日 ロイター] - 米金融大手シティグループは、第1次トランプ政権で通商代表を務めたロバート・ライトハイザー氏を世界貿易に関するシニアアドバイザーに起用したと発表した。非常勤の職務となる。

シティの広報担当者は「世界で事業展開をしている当行にとって、世界貿易が直面する力学に関するライトハイザー氏の洞察力は当行および顧客には非常に貴重だ」と語った。

ライトハイザー氏はシティの顧客グループと最近面会し、トランプ大統領の関税戦略や貿易への影響について話し合った。

ライトハイザー氏は通商代表在任中に中国からの輸入品に高水準の関税を課すとともに、隣国のメキシコ、カナダと結んでいた北米自由貿易協定(NAFTA)の米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)への再編を巡る交渉で極めて重要な役割を果たした。

長い間確立されてきた世界貿易の枠組みを崩壊させたトランプ氏が課した関税によって引き起こされた経済の不確実性をどのように乗り切るかの指導を求めるため、企業はアドバイザーへの依存度を高めている。

ロイター
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