シタデルがSECに規制要望書、24時間取引のリスク警告求める

米著名投資家ケン・グリフィン氏が創設したシタデル・セキュリティーズは、米証券取引委員会(SEC)に対して資本市場規制に関するさまざまな要望や提言を盛り込んだ書簡を送付した。写真は2022年10月、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Andrew Kelly)
[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米著名投資家ケン・グリフィン氏が創設したシタデル・セキュリティーズは、米証券取引委員会(SEC)に対して資本市場規制に関するさまざまな要望や提言を盛り込んだ書簡を送付した。
30日に公表されたこの書簡には、主要証券取引所が計画している24時間取引に絡むリスクへの警告も含まれている。
シタデルは、24時間取引実現には明確な規制体系とともに、支えとなる市場インフラの整備も不可欠だと指摘した。
またシタデルは、いわゆる代替取引システム(ATS)を通じて広がる非公開市場取引「プライベートルーム」に対する規制強化を訴え、参加者を限定するこの取引は公正なアクセスや透明性のルールに従っていないと付け加えた。
債券市場については、社債市場の透明性向上のためにブロック取引のより迅速な情報開示を求めている。