ニュース速報
ビジネス

米ゴールドマン、10─12月利益予想上回る 株式トレーディングなど好調

2025年01月16日(木)01時07分

米金融大手ゴールドマン・サックスが15日発表した2024年第4・四半期(10─12月期)決算は、2021年第3・四半期以来最大の収入を計上し、アナリスト予想も上回った。2021年7月撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

[15日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスが15日発表した2024年第4・四半期(10─12月期)決算は、2021年第3・四半期以来最大の収入を計上し、アナリスト予想も上回った。ディールメーキングや債券取引、株式トレーディング業務収入が伸びた。

1株当たり利益は11.95ドル。アナリスト予想は8.22ドルだった。

第4・四半期収入は32%増の34億5000万ドルに急増し、株式部門の年間純収入は過去最高を記録した。

デービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は「四半期および通期の好業績に大変満足している」とした上で、5年前に設定した成長戦略目標のほぼ全てを達成、あるいは上回れたことは心強い」と述べた。

投資銀行の手数料収入は24%増の20億5000万ドル。

投資銀行部門では、株式および債券の引き受け業務がそれぞれ98%、51%伸びた。

ディールロジックのデータによると、24年の世界の投資銀行業務収入は26%増の868億ドル。33%増を記録した北米がけん引した。ゴールドマンは同期間に銀行全体で2番目に大きな手数料を獲得した。

アセット・ウェルスマネジメント部門の収入は8%増の47億2000万ドル、グローバル・バンキング・アンド・マーケット部門は33%増の84億8000万ドルとなった。

中核の債券・為替・商品(FICC)トレーディング収入は35%増と、好調に推移した。

信用損失引当金は3億5100万ドルと、前年同期の5億7700万ドルから縮小した。

金融テクノロジー事業などを含むプラットフォームソリューション部門の収入は16%増の6億6900万ドルとなった。

ゴールドマンの株価は午前の取引で約4.7%上昇している。同社株は24年に48.4%上昇し、 米金融大手6社の中で最大の上昇率を記録した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

EUが2兆ユーロの次期7カ年予算案提示、防衛と競争

ビジネス

再送米経済活動は小幅拡大、物価は上昇 見通しやや悲

ワールド

イラク・クルド自治区の油田にドローン攻撃、施設損傷

ビジネス

再送-〔アングル〕円安への備え進むオプション市場、
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 2
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏にも送電開始「驚きの発電法」とは?
  • 3
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長だけ追い求め「失われた数百年」到来か?
  • 4
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 5
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 6
    「巨大なヘラジカ」が車と衝突し死亡、側溝に「遺さ…
  • 7
    「飛行機内が臭い...」 原因はまさかの「座席の下」…
  • 8
    約3万人のオーディションで抜擢...ドラマ版『ハリー…
  • 9
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失…
  • 10
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 1
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首」に予想外のものが...救出劇が話題
  • 4
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 5
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 6
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 7
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 8
    完璧な「節約ディズニーランド」...3歳の娘の夢を「…
  • 9
    イギリスの鉄道、東京メトロが運営したらどうなる?
  • 10
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 6
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 7
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 8
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 9
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中