ニュース速報
ビジネス

米ゴールドマン、排出量実質ゼロ化を目指す銀行間の取り組みから脱退

2024年12月09日(月)14時16分

12月6日、米金融大手ゴールドマン・サックスは温室効果ガス排出量実質ゼロ化を目指す銀行間の国際的な取り組み「ネット・ゼロ・バンキング・アライアンス(NZBA)」から脱退したと発表した。ニューヨークで2021年11月撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)

Simon Jessop Virginia Furness

[ロンドン 6日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスは6日、温室効果ガス排出量実質ゼロ化を目指す銀行間の国際的な取り組み「ネット・ゼロ・バンキング・アライアンス(NZBA)」から脱退したと発表した。

共和党の一部政治家らはNZBAへの加盟が反トラスト法(独占禁止法)などに抵触する可能性があると圧力をかけており、今回はそのような動きを示唆した。ゴールドマンは脱退の明確な理由を示さなかったものの、規制当局が持続可能性への取り組みを義務化しようとする動きを強めている中で「私たちは目標を達成するとともに、顧客の持続可能性目標を支援する能力がある」との声明を出した。

ゴールドマンを含めた多くの米大手企業は、欧州連合(EU)の規則に基づいて情報を開示する必要がある。

NZBAに自主的に参加している銀行は2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロとする世界の目標に賛同するとともに、達成するための目標を設定し、毎年の進ちょく状況を公表することで合意している。

ゴールドマンは進ちょく状況の公表を続けると説明しており、「当社はこの数年間に(温室効果ガス排出量)ネットゼロの目標達成に向けて大きく前進しており、今後数カ月以内に新たな分野への拡大を含めてさらなる前進を遂げることを楽しみにしている」とコメントした。

ゴールドマンは、30年までに持続可能性に関わる融資を総額7500億ドル実施すると19年に発表。23年版の報告書では、目標のうち約75%を実行したと説明した。

NZBAの広報担当者は、ロイターのコメント要請に応じなかった。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

第4四半期の英GDPは前期比+0.1%、速報値から

ビジネス

スウェーデン中銀、金融引き締め必要も インフレ警戒

ビジネス

商船三井、205円起点に累進配当導入へ 機動的に自

ビジネス

中国、インフレ加速と成長リスクへの対応必要に=黄人
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 3
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 4
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 5
    アリサ・リュウの自由、アイリーン・グーの重圧
  • 6
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 7
    初の女性カンタベリー大主教が就任...ウィリアム皇太…
  • 8
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 9
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反…
  • 10
    ビートルズ解散後の波乱...「70年代のポール・マッカ…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 3
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 4
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 5
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 6
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 9
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 10
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中