ブラックスワン・ファンド運用者、年内の米景気後退入りを警戒

テールリスク・ヘッジファンドのユニバーサは、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ開始は米経済の景気後退(リセッション)が間近に迫っていることを示唆している。写真はユニバーサのマーク・スピッツナーゲル最高投資責任者(CIO)。2021年9月、ニューヨークで撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
Davide Barbuscia Carolina Mandl
[ニューヨーク 27日 ロイター] - テールリスク・ヘッジファンドのユニバーサは、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ開始は米経済の景気後退(リセッション)が間近に迫っていることを示唆しており、市場が大幅に下落すれば、FRBは再び債券購入による救済を余儀なくされるとの見方を示した。
FRBは先週、利下げを開始した。緩和サイクルの開始を経済のソフトランディング(軟着陸)の前兆とみる向きも多い。
ユニバーサのマーク・スピッツナーゲル最高投資責任者(CIO)はロイターに対して「時間は刻々と過ぎており、我々はブラックスワンの領域にいる」と語った。
ユニバーサは160億ドル規模のヘッジファンドで、「ブラック・スワン」と呼ばれる予測不能で市場変動に大きな影響を与える事象に対するリスク軽減を専門としている。クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)やストックオプションなどデリバティブ(金融派生商品)を駆使し、深刻な市場の混乱から利益を得ており、2020年の新型コロナ渦初期の大幅変動で大きな利益を得た。
スピッツナーゲル氏は、米債券市場で最近、10年債の利回りが2年債を下回る「逆イールド」がおよそ2年ぶりに解消したことについて、急激な景気後退が間近に迫っていることを示唆していると述べた。
1990年以降の4回の景気後退(20年、07─09年、01年、90─91年)は逆イールド解消から数カ月後に始まった。
スピッツナーゲル氏は、次の信用収縮の規模は世界的に不況を引き起こした1929年の「大暴落」に匹敵するかもしれないと指摘する。
景気後退は早ければ今年中にも起こる可能性があり、FRBは積極的な金利引き下げを余儀なくされ、最終的には量的緩和、つまり債券購入を再び行う可能性があるとの見方を示した。
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