印電動二輪車オラ、4―6月は赤字拡大 補助金半減など響く

インドの電動二輪車大手オラ・エレクトリックが14日発表した4─6月期決算は損益が34億7000万ルピー(4140万ドル)の赤字と、前年同期の26億7000万ルピーから赤字幅が拡大した。写真は創業者で最高経営責任者(CEO)のAggarwal氏。7月29日、ムンバイで撮影(2024年 ロイター/Francis Mascarenhas)
[ベンガルール 14日 ロイター] - インドの電動二輪車大手オラ・エレクトリックが14日発表した4─6月期決算は損益が34億7000万ルピー(4140万ドル)の赤字と、前年同期の26億7000万ルピーから赤字幅が拡大した。政府が電気自動車(EV)購入への補助金を半分に削減したことに伴う一時経費の計上と、減価償却費の急増が響いた。
売上高は32.3%増の164億4000万ルピーだった。
ただ、売上高の99%を占める自動車事業の利払い・税・償却前利益(EBITDA)ベース利益率はマイナス1.97%と、前年のマイナス8.29%から大幅に改善した。
同社は、主要な利益指標が収支とんとんに近づいているとしている。
オラは3年前に初代モデルを発表し、政府データによると今年7月時点でインド電動二輪車市場における売上高シェアは39%まで拡大している。同社は先週上場したばかり。