ニュース速報
ビジネス

NY外為市場=ドル、対円・ユーロで週間上昇へ 貿易交渉に楽観的見方

2025年05月10日(土)06時20分

ニューヨーク外為市場では、ドルが下落。5月4日撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[ニューヨーク 9日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが下落。ただ、米英間の貿易協定合意を受けて週末に予定される米中貿易協議を巡る楽観的な見方が高まる中、週足では円やユーロ、スイスフランに対し上昇する見通し。

トランプ米大統領とスターマー英首相は8日、電話で会談し、二国間貿易協定での合意を発表した。市場は10日にスイスで始まる米中高官による貿易協議に注目している。

ストーンXの市場調査責任者マシュー・ウェラー氏は「とりわけ米中貿易交渉の進展、そしてさらなる貿易協定について、市場では楽観論が広がっている」と指摘。「貿易戦争と関税の最悪の局面は過ぎ去った可能性があり、市場はそれを織り込み始めている」と述べた。

終盤の取引で、ドル/円は0.39%安の145.355円。ただ、週間では3週連続で上昇する見通し。

ドル/スイスフランは0.01%安の0.83150フラン。週足では4週連続の値上がりとなる勢い。

ユーロ/ドルは0.17%高の1.125025ドル。週間では3週連続の下落となる見込み。

ポンド/ドルは0.5%高の1.3306ドル。ポンドは週間でもドルに対し上昇する見通し。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.38%高の10万3023.28ドル。リスクテイク志向の高まりを反映した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

スターマー英首相私邸で不審火、建物一部損傷 ロンド

ビジネス

午前の日経平均は続伸、3万8000円回復 米中摩擦

ワールド

新ローマ教皇がゼレンスキー氏と電話、外国首脳と初対

ワールド

エジプト、スエズ運河通行料を割引へ フーシ派攻撃で
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:2029年 火星の旅
特集:2029年 火星の旅
2025年5月20日号(5/13発売)

トランプが「2029年の火星に到着」を宣言。アメリカが「赤い惑星」に自給自足型の都市を築く日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    ゴルフ場の近隣住民に「パーキンソン病」多発...原因は農薬と地下水か?【最新研究】
  • 3
    カヤック中の女性がワニに襲われ死亡...現場動画に映った「殺気」
  • 4
    母「iPhone買ったの!」→娘が見た「違和感の正体」に…
  • 5
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王…
  • 6
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 7
    「がっかり」「私なら別れる」...マラソン大会で恋人…
  • 8
    「出直し」韓国大統領選で、与党の候補者選びが大分…
  • 9
    あなたの下駄箱にも? 「高額転売」されている「一見…
  • 10
    ハーネスがお尻に...ジップラインで思い出を残そうと…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 5
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 6
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王…
  • 7
    ロシア機「Su-30」が一瞬で塵に...海上ドローンで戦…
  • 8
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 9
    ついに発見! シルクロードを結んだ「天空の都市」..…
  • 10
    ゴルフ場の近隣住民に「パーキンソン病」多発...原因…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 6
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 10
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中