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MSCI新興国指数でインド株ウエートが最高更新、資金流入加速に期待

2024年05月16日(木)08時33分

新興国株を対象とするMSCIグローバル・スタンダード指数において、インド株のウエートが再び過去最高になり、資金流入がさらに加速すると期待されている。写真は2023年11月、ボンベイ証券取引所前で撮影(2024年 ロイター/Francis Mascarenhas)

Bharath Rajeswaran

[ベンガルール 15日 ロイター] - 新興国株を対象とするMSCIグローバル・スタンダード指数において、インド株のウエートが再び過去最高になり、資金流入がさらに加速すると期待されている。

ウエート変更は15日に公表され、適用は31日から。インド株の比重は18.2%から19%に上がり、25.4%から25%に下がった中国との差を縮めた。

同指数で新たに採用されるインド株は13銘柄で、合計銘柄数は149と過去最高になる。

ニューバマ・オルタナティブ・アンド・クオンティタティブ・リサーチを率いるアブヒラシュ・パガリア氏は、この変更によってインド株に約20億─25億ドルが流入すると予想。また国内機関投資からの絶え間ない買いや、外国人投資家の着実な参入を踏まえると、インド株のウエートは年後半までに20%を超える可能性を秘めているとの見方を示した。

アナリストによると、インド株は特に、中国などではさえない中型株セグメントの値動きがしっかしている点が新興国株式市場で存在感を高める理由となっている。

今回採用されるのは大型株セグメントではJSWエナジーやカナラ銀行、インダス・タワーズなど、中型株セグメントではマンカインド・ファーマやボッシュ、ソ-ラー・インダストリーズなど。

ロイター
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