ニュース速報
ビジネス

豪ANZ、上半期利益が予想ほぼ一致 新たな自社株買い発表

2024年05月07日(火)10時38分

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)が7日発表した上半期(3月終了)決算は、利益が市場予想とほぼ一致した。写真は、同行のロゴ。2017年10月25日にシドニーで撮影。(2024年 ロイター/Steven Saphore)

Poonam Behura

[7日 ロイター] - オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)が7日発表した上半期(3月終了)決算は、利益が市場予想とほぼ一致した。同行は新たに20億豪ドル(約13億2000万米ドル)の自社株買いを発表した。

キャッシュ利益は前年同期比7%減の35億5000万豪ドル(23億5000万米ドル)となり、UBSがまとめたビジブルアルファのコンセンサス予想(35億4000万豪ドル)をわずかに上回った。

ANZのシェイン・エリオット最高経営責任者(CEO)は「今年いっぱいは国内外ともに厳しい環境が続く見込み」とした。

国境を越えた取引を扱う法人向け決済プラットフォームからの収入増が業績に寄与した。同行は住宅ローン重視の戦略から脱却を図っている。

法人向け事業はキャッシュ利益が15億2000万豪ドルと23年4─9月期比で12%増加。リテール事業は前期比9%減の7億9400万豪ドルだった。

UBSのアナリストは、法人向け事業が引き続き投資家にとって魅力的な材料だとし、自社株買いや保険大手サンコープとの事業統合、さらなる資本還元への期待もプラス要因と指摘した。

ANZは49億豪ドルで買収が承認されたサンコープとの事業統合に向けた準備が順調に進んでいるとした。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

アングル:米スタバ、中国で安値合戦に直面 デフレ心

ビジネス

過去の債券買い入れ、利上げ効果弱めた可能性=シュナ

ワールド

タイ内閣、33.4億ドルの予算増額を承認 経済対策

ビジネス

基調的インフレ指標、4月は全指標で前年比伸び率2%
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:イラン大統領墜落死の衝撃
特集:イラン大統領墜落死の衝撃
2024年6月 4日号(5/28発売)

強硬派・ライシ大統領の突然の死はイスラム神権政治と中東の戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像をウクライナが公開...シャベルで応戦するも避けきれず

  • 2

    少子化が深刻化しているのは、もしかしてこれも理由?

  • 3

    「なぜ彼と結婚したか分かるでしょ?」...メーガン妃がのろけた「結婚の決め手」とは

  • 4

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 5

    カミラ王妃が「メーガン妃の結婚」について語ったこ…

  • 6

    汎用AIが特化型モデルを不要に=サム・アルトマン氏…

  • 7

    エリザベス女王が「誰にも言えなかった」...メーガン…

  • 8

    プーチンの天然ガス戦略が裏目で売り先が枯渇! 欧…

  • 9

    台湾を威嚇する中国になぜかべったり、国民党は共産…

  • 10

    トランプ&米共和党、「捕まえて殺す」流儀への謎の執…

  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発」で吹き飛ばされる...ウクライナが動画を公開

  • 3

    「なぜ彼と結婚したか分かるでしょ?」...メーガン妃がのろけた「結婚の決め手」とは

  • 4

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像を…

  • 5

    ウクライナ悲願のF16がロシアの最新鋭機Su57と対決す…

  • 6

    黒海沿岸、ロシアの大規模製油所から「火柱と黒煙」.…

  • 7

    戦うウクライナという盾がなくなれば第三次大戦は目…

  • 8

    能登群発地震、発生トリガーは大雪? 米MITが解析結…

  • 9

    「天国にいちばん近い島」の暗黒史──なぜニューカレ…

  • 10

    娘が「バイクで連れ去られる」動画を見て、父親は気…

  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 3

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 6

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 9

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 10

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中