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日経平均は3日続落し3万8000円割れ、米利下げ観測後退で

2024年04月17日(水)15時49分

 4月17日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比509円40銭安の3万7961円80銭と、3日続落して取引を終えた。写真は都内で2020年10月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

[東京 17日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比509円40銭安の3万7961円80銭と、3日続落して取引を終えた。前日の大幅安の反動で朝方は反発してスタートしたものの、米利下げ観測の後退や地政学リスクが引き続き重しとなった。日経平均は次第に売りが強まる展開となり、安値引けとなった。

日経平均は116円高とプラス圏で寄り付いたが、その後は上げ幅を縮小しマイナス圏に転落。指数寄与度の大きい半導体関連株の一角が軟調で、指数を押し下げた。

市場では、日経平均の下値メドを75日移動平均線(3万7780円97銭)が位置する3万7000円台とする見方もあった。米利下げ観測が後退する中、来週は日銀金融政策決定会合、米PCEデフレータのほか、ハイテク企業の決算を控えているため、株価は当面軟調な値動きとなりやすいという。

中東情勢を巡っては、イスラエルがイランによる攻撃への対応を協議するため16日予定していた戦時内閣の3度目の閣議を17日に延期した。SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「市場は閣議を控えて小康状態になっており、悪化が警戒される」との見方を示した。

東証株価指数(TOPIX)も3日続落となり、1.26%安の2663.15ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.26%安の1370.76ポイント。プライム市場の売買代金は4兆5024億7200万円だった。東証33業種では、値下がりは電気・ガス、石油・石炭製品、鉱業、パルプ・紙、証券など31業種、値上がりは海運、その他製品の2業種だった。

主力株ではアドバンテスト、レーザーテック、東京エレクトロン、ファナックが軟調。ファーストリテイリングはマイナス圏とプラス圏を行き来する展開となり、0.44%安だった。信越化学工業、ディスコは小じっかりだった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.74%安の650.12ポイントと、5日続落した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが226銘柄(13%)、値下がりは1388銘柄(84%)、変わらずは38銘柄(2%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 37961.80 -509.40 38587.47 37,961.80─38,587.61

TOPIX 2663.15 -33.96 2704.62 2,663.15─2,704.90

プライム市場指数 1370.76 -17.48 1391.61 1,370.76─1,391.61

スタンダード市場指数 1235.37 -10.35 1248.50 1,233.77─1,248.98

グロース市場指数 832.85 -14.85 848.35 830.83─849.45

グロース250指数 650.12 -11.48 662.50 648.72─663.62

東証出来高(万株) 177851 東証売買代金(億円) 45024.72

ロイター
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