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トランプ氏SNS上場巡り、一部投資家の残高が急増するトラブル

2024年03月28日(木)02時15分

トランプ前米大統領の「トゥルース・ソーシャル」の運営会社が上場し証券コード「DJT」で取引が始まった26日、一部投資家の証券会社の残高が誤って一時的に大きく跳ね上がって表示されるトラブルがあった。2022年2月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration/File Photo)

[ニューヨーク 27日 ロイター] - トランプ前米大統領のソーシャルメディア(SNS)「トゥルース・ソーシャル」の運営会社が上場し証券コード「DJT」で取引が始まった26日、一部投資家の証券会社の残高が誤って一時的に大きく跳ね上がって表示されるトラブルがあった。運営会社トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ(TMTG)の証券コードを巡る技術的問題が原因の可能性がある。

SNSの複数の投稿によると、米証券会社チャールズ・シュワブの取引プラットフォームで保有するTMTG株の価値が、証券コードに同じ「DJT」が含まれるダウ輸送株指数20種に匹敵する水準に膨らんだかのように表示されたと指摘した。

26日寄り付き時にTMTGの株価は70.90ドルを付けた。ダウ輸送株は1万5937.73ポイントだった。

あるトレーダーはシュワブでの残高情報が誤って100万ドル超跳ね上がったとX(旧ツイッター)に投稿した。

X利用者の2人とオンライン掲示板「レディット」を利用する1人は、残高が膨らんだのは証券コードがほぼ同じなのが原因になったと推測した。

チャールズ・シュワブの広報担当者によると、シュワブの取引プラットフォームの一部ユーザーの残高が一時的に技術的な問題により誤って膨らんで表示されたと説明。その上で、問題は解決されており、投資家はシュワブのプラットフォームで株式やオプションを適正に取引できるようになったとした。問題の明確な原因は明らかにしなかった。

ロイター
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