ニュース速報
ビジネス

ノババックス、サノフィとコロナワクチンのライセンス契約 株急騰

2024年05月12日(日)15時59分

 米バイオ医薬品会社ノババックスは10日、仏製薬大手サノフィと新型コロナウイルスワクチンに関連するライセンス契約を締結したと発表した。契約の規模は少なくとも12億ドル。写真はノババックスのコロナワクチン。2022年1月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Patrick Wingrove Bhanvi Satija

[10日 ロイター] - 米バイオ医薬品会社ノババックスは10日、仏製薬大手サノフィと新型コロナウイルスワクチンに関連するライセンス契約を締結したと発表した。契約の規模は少なくとも12億ドル。

ノババックスはまず5億ドルの契約一時金を受け取り、特定の条件達成に伴い将来的な支払いとロイヤルティーを得ることになる。

一方、サノフィは7000万ドルでノババックスの株式4.9%を取得する。この金額に基づくノババックスの評価額は約14億ドルで、前日時点の時価総額の2倍近くとなった。

発表を受け、ノババックスの株価は2倍以上に上昇した。

サノフィは今回の契約で、大半の国でノババックスの新型コロナワクチンを共同販売するライセンスを取得し、このワクチンと自社のインフルエンザワクチンを使った混合ワクチンの開発を目指す。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

メルツ独首相、トランプ米大統領と5日に会談へ 就任

ワールド

ポーランド大統領選、右派野党候補が勝利の見込み=報

ワールド

貿易合意違反とのトランプ氏主張「根拠ない」、中国が

ワールド

航空燃料SAF、IATAが今年の生産倍増を予想
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:岐路に立つアメリカ経済
特集:岐路に立つアメリカ経済
2025年6月 3日号(5/27発売)

関税で「メイド・イン・アメリカ」復活を図るトランプ。アメリカの製造業と投資、雇用はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっしり...「これ何?」と写真投稿、正体が判明
  • 2
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシストの特徴...その見分け方とは?
  • 3
    「ホットヨガ」は本当に健康的なのか?...医師らが語る「効果」と「危険性」
  • 4
    メーガン妃は「お辞儀」したのか?...シャーロット王…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    【クイズ】生活に欠かせない「アルミニウム」...世界…
  • 7
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 8
    第三次大戦はもう始まっている...「死の4人組」と「…
  • 9
    「不思議な発疹」の写真に、ネットで議論沸騰...医師…
  • 10
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
  • 1
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「MiG-29戦闘機」の空爆が、ロシア国内「重要施設」を吹き飛ばす瞬間
  • 2
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシストの特徴...その見分け方とは?
  • 3
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が知らないアメリカの死刑、リアルな一部始終
  • 4
    今や全国の私大の6割が定員割れに......「大学倒産」…
  • 5
    「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プ…
  • 6
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「ダイヤモンド」の生産量が多…
  • 8
    「ディズニーパーク内に住みたい」の夢が叶う?...「…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「金の産出量」が多い国は?
  • 10
    「ホットヨガ」は本当に健康的なのか?...医師らが語…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 5
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 6
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 7
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
  • 10
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中