ハンガリー議会は11日、最高裁判所長官を務めたバカ・アンドラーシュ氏を大統領に選出した。5月に就任したマジャル首相がオルバン前首相の影響力基盤の解体を進める中での象徴的な一歩となる。
ハンガリーでは首相が実権を握り、大統領は国家元首として儀礼的な役割を果たす。バカ氏は議会でマジャル氏が率いる中道右派政党「ティサ(尊重と自由)」の賛成多数で大統領に選出された。オルバン前首相の「フィデス・ハンガリー市民連盟」の議員は採決に参加しなかった。
バカ氏は就任宣誓後の演説で「オルバン前政権下では1つの政党が国家を掌握し、権力分立は機能せず、抑制と均衡の仕組みも存在しなかった」と述べ、前政権を批判。同時に「新しいハンガリーを復讐の上に築くことはできない」と述べ、大統領の役割は異なる考えを持つ国民を代表することだと語った。
マジャル氏率いる「ティサ」は4月の総選挙で圧勝し、オルバン氏は16年にわたる首相の座から退いた。
[ロイター]

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