世界でも特に豊かな国々の子供たちの学習に、懸念すべき兆候が見えてきた。このほど発表された国際学力調査の結果によると、先進国の子供の「読解力」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」のテストの得点は調査開始以来、最低レベルに落ち込んだ。

得点の低下と並んで、親の教育に対する姿勢の変化も注目されている。

OECD(経済協力開発機構)による15 歳を対象にした学力の国際指標「生徒の学習到達度調査(PISA)」の最新調査には、91カ国から76 万人以上参加した。その結果、 主要先進国では、数学、読解力、科学の平均得点がいずれもPISA史上最低となった。

トップクラスの成績を収めたのは、シンガポール、日本、韓国、台湾、中国など。エストニア、イギリス、ニュージーランドも高い得点を記録した。だが、最も興味深いのは、テストと並行して実施されたアンケート調査の結果から明らかになった傾向かもしれないと、研究者は考えている。

アンケートによると、前回の2022年のPISA調査と比較して、ほぼ全ての参加国で、子供の教育に対する家族の関与が低下していた。調査では親が子供と学業について話し合ったり、子供の学習に関心を示す頻度を尋ねた。親の関与の低下は、特に男子の場合に顕著だった。

親が「ある質問」をする家庭の生徒は平均得点が約35点高い
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