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韓国1月CPI、6カ月ぶり水準に鈍化 当局者は上振れ警戒
2024年02月02日(金)11時25分
9月2日、 韓国統計局が発表した1月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.8%上昇した。ソウルの市場で4日撮影(2024年 ロイター/Kim Hong-Ji)
[ソウル 2日 ロイター] - 韓国統計局が2日発表した1月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.8%上昇した。伸び率は前月の3.2%から鈍化し、6カ月ぶりの低水準となった。ただ、当局者は中東情勢緊迫化によるインフレ上振れの可能性を警告した。
市場は2.9%上昇を予想していた。原油価格の下落を主因に3カ月連続で伸びは鈍化した。
ただ、崔相穆企画財政相はデータ発表後、最近の中東情勢が原油価格を押し上げているため、2月と3月のインフレ率は3%前後に加速する可能性があると述べた。
韓国銀行(中央銀行)も声明で、インフレ率が一時的にやや上昇する可能性があるとの見方を示した。
統計局によると、食品とエネルギー品目を除いた1月のコアCPIは2.5%上昇。伸び率は前月の2.8%から鈍化し、2021年12月以来の低水準だった。