英賃金上昇率、10─12月は6.6% 米・ユーロ圏上回る=求人サイト
求人情報サイトのインディードが17日公表したデータによると、2023年10─12月の英国の賃金は前年同期比6.6%上昇した。写真は2021年12月、リバプールで撮影(2024年 ロイター /Phil Noble)
[ロンドン 17日 ロイター] - 求人情報サイトのインディードが17日公表したデータによると、2023年10─12月の英国の賃金は前年同期比6.6%上昇した。米国やユーロ圏を大きく上回る伸びで、インフレ圧力を巡るイングランド銀行(英中央銀行)の懸念を浮き彫りにした。
英国の賃金上昇率は9─11月の6.7%、23年半ばに付けたピークの7.4%からわずかな鈍化にとどまった。
米国とユーロ圏の10─12月の賃金上昇率はともに3.8%だった。
英中銀はインフレ圧力を排除するため、政策金利を08年以来の高水準となる5.25%に引き上げ、長期にわたり高水準に維持する方針を示している。
英国立統計局(ONS)が16日発表した9─11月の賃金はボーナスを除くベースで前年同期比6.6%上昇に鈍化した。多くのエコノミストは今後数カ月でさらに伸びが鈍化すると予想している。





