中国経由でアフリカ開拓、低価格スマホでシェア拡大へ=村田製社長
12月13日、村田製作所の中島規巨社長は、スマートフォン(スマホ)市場をけん引する低価格帯スマホへの部品供給でシェアを拡大していく意向を示した。写真は同社のロゴ。千葉で2017年10月撮影(2023 ロイター/Toru Hanai)
Miho Uranaka
[東京 13日 ロイター] - 村田製作所の中島規巨社長は、スマートフォン(スマホ)市場をけん引する低価格帯スマホへの部品供給でシェアを拡大していく意向を示した。中国企業によるインドやアフリカへの進出が鍵になるという。ロイターとのインタビューで語った。
中島社長は来期(2025年3月期)の世界のスマホ市場は5%程度で成長すると見込んでおり、伸びが期待できるのはアフリカ、東南アジア、インドなど人口が増加している地域とみている。低価格帯のスマホ需要が増す中、「中国からの輸出が増加している」といい、代表的な経済圏として「アフリカは中国経由の事業になる可能性がある」との見方を示した。
アフリカには、中国スマホメーカーの小米科技(シャオミ)、Oppo(オッポ)、Vivo(ビボ)などが進出。村田製作所は電流を安定させる積層セラミックコンデンサー(MLCC)などを供給しており、シェアを拡大したい考え。
村田製作所は、米アップルの「iPhone」に代表される高価格帯に強いが、中島社長は、価格競争の激しい低価格帯でも第5世代(5G)移動通信ネットワークの普及により同社の技術力を生かすことができると見込む。技術的には他の部品メーカーに比べ3―4年程度リードしているといい、中島社長は、歩留まりを上げ省人化を進めるなどして課題のコスト競争力を上げていくと語った。
地政学リスクが高まりスマホメーカーが中国から他の国に生産拠点を移す動きが進むのに伴い、村田製作所も東南アジアの生産能力を増強している。現在インドでも現地生産のための調査を進めているが、中島社長によると十分な技術者の確保がボトルネックとなっており、インドが輸入を制限するなどの制約が出ない限り、現状では東南アジアなどからの輸出で対応できるとした。
*インタビューは12日に実施しました。
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