財新の中国製造業PMI、11月は50.7 3カ月ぶり高水準

12月1日、財新/S&Pグローバルが1日発表した11月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.7と、予想に反し景況改善・悪化の境目となる50を超え、3カ月ぶりの高水準となった。写真は湖州市にある工場で2018年8月撮影(2023年 ロイター/Stringer)
[北京 1日 ロイター] - 財新/S&Pグローバルが1日発表した11月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.7と、予想に反し景況改善・悪化の境目となる50を超え、3カ月ぶりの高水準となった。
市場予想は49.8、10月は49.5だった。受注の増加が寄与した。ただ、外需の低迷は引き続き重しとなっている。
中国国家統計局が前日発表した11月の製造業PMIは49.4に低下し、2カ月連続で50を下回った。
財新の統計では新規受注が6月以来の速いペースで増加した。これを受け、生産と購買活動が拡大に転じた。
今後1年の見通しに関する楽観的な見方も7月以来の水準に上昇した。企業は国内外の需要拡大が向こう1年の成長を支えると期待している。
一方、新規輸出受注の指数は49.0と5カ月連続で50を下回った。雇用も3カ月連続で減少した。