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ドルが一時148円に上昇、英ポンド安で上昇に弾み

9月20日、ドルが一時148円に上昇した。英CPIの発表を受け、ポンドが対ドルと対ユーロで急落し、上昇に弾みがついた。写真は2011年8月、都内で撮影(2023年 ロイター/Yuriko Nakao)
[東京 20日 ロイター] - ドルが一時148円に上昇した。英消費者物価指数(CPI)の発表を受け、ポンドが対ドルと対ユーロで急落し、上昇に弾みがついた。一時148.16円に上昇した。
米金利の高止まりから日米金利差が意識される一方、日銀会合を控えており、ドル/円は朝方から「海外短期筋を中心に買う動きが観測された」(国内証券のアナリスト)といい、アジア時間に水準を徐々に切り上げ148円に接近していた。
ドル/円の上昇は「円を売る動きもあり、日銀会合を前に早期の政策修正はないと先取りする向きもいるようだ」(トウキョウフォレックス上田ハーローの阪井勇蔵営業推進室室長代理)との声がある。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表と米連邦準備理事会(FRB)議長会見を日本時間の明日未明に控えているほか、財務省の神田真人財務官の牽制発言を受けて介入警戒感もくすぶっており「FOMCを経るまでは、勢いは強まりにくいのではないか」(阪井氏)との見方も出ている。
英国立統計局(ONS)が20日発表した8月CPIは、前年比上昇率が6.7%に鈍化した。ロイターがまとめた市場予想は7.0%。7月は6.8%だった。