三井住友銀行、印イエス銀行の株式取得へ協議=現地紙

三井住友フィナンシャルグループ傘下の三井住友銀行(SMBC)がインドのイエス銀行の株式を取得する方向で協議していると、現地紙エコノミック・タイムズが6日、複数の関係者の話として報じた。写真はインド・ニューデリーにあるイエス銀行の支店。昨年8月撮影(2025年 ロイター/Ainnie Arif)
[6日 ロイター] - 三井住友フィナンシャルグループ傘下の三井住友銀行(SMBC)がインドのイエス銀行の株式を取得する方向で協議していると、現地紙エコノミック・タイムズが6日、複数の関係者の話として報じた。
同紙はこの動きについて、株式26%の追加取得に向けた公開買い付けにつながる可能性があるとしている。SMBCは現在、イエス銀の株式を保有していない。
ロイターは昨年、インドステイト銀行が保有するイエス銀株式24%の売却を検討しており、SMBCが過半株式取得に向けて協議している2社に含まれると報じていた。
イエス銀、SMBC、インドステイト銀行はロイターのコメント要請に応じていない。
イエス銀は財務状況が悪化したことから現地の金融機関で構成されるコンソーシアムの支援を受けて2020年3月にインド準備銀行(中央銀行)が再編した。
イエス銀の株式はインドステイト銀行のほか、ICICI銀行、HDFC銀行、コタック・マヒンドラ銀行、アクシス銀行、インド生命保険公社が合わせて11.34%保有している。
インドステイト銀行以外の金融機関がイエス銀の株式売却を計画しているかどうかは不明という。