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メキシコGDP、第2四半期は0.9%増 市場予想と一致

メキシコ国家統計地理情報局(INEGI)が31日発表した2023年第2・四半期国内総生産(GDP)速報値は前期比0.9%増で、ロイターがまとめた市場予想と一致した。第1・四半期の1.0%増から鈍化したものの、7期連続でプラス成長を確保した。(2023年 ロイター)
[31日 ロイター] - メキシコ国家統計地理情報局(INEGI)が31日発表した2023年第2・四半期国内総生産(GDP)速報値は前期比0.9%増で、ロイターがまとめた市場予想と一致した。第1・四半期の1.0%増から鈍化したものの、7期連続でプラス成長を確保した。
カサ・デ・ボルサ・フィナメックスはアナリストノートで「この成長は第1・四半期に見られた非常に力強い拡大から和らいだことを反映しているものの、引き続き大きいものだ」と記した。
第三次産業が第2・四半期に1.0%増と、第1・四半期の1.5%増から鈍化したことが全体の成長率を押し下げた。第一次産業と第二次産業は第2・四半期に0.8%増となった。第1・四半期は第一次産業が2.8%減り、第二次産業は0.6%増えていた。
第2・四半期のGDPの前年同期比は3.7%増と、市場予想の3.4%増を上回った。
パンテオン・マクロエコノミクスのチーフ中南米エコノミスト、アンドレス・アバディア氏は、全般的に今年の上半期は堅調で「小売売上高や建設業、鉱業・石油生産高は四半期を通じて堅調で、他の弱さを相殺した」ことを示したと説明。さらに今回のデータは「高水準の外国からの送金、堅調な労働市場、インフレ率の段階的な低下」がメキシコの成長を支えたことも示したと指摘した。