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日経平均は4日続伸、押し目買いが支え 米休場で手掛かり難も

2023年05月30日(火)15時21分

 5月30日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比94円62銭高の3万1328円16銭と、4日続伸した。写真は2018年11月、都内で撮影(2023年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 30日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比94円62銭高の3万1328円16銭と、4日続伸した。足元で急ピッチで上昇してきた反動から利益確定売りが出て相場の重しとなったものの、下値では押し目買いが入り、指数を支援した。ただ、前日の米国市場が休場だったことで、手掛かり難から一日を通して方向感に乏しい展開となった。

日経平均は37円安と小幅に反落してスタート。その後はプラス転換する場面もみられたが、指数寄与度の大きい銘柄の一角が軟調で、再びマイナス圏に沈んだ。後場に入ると、再びプラス圏に浮上し、一時141円高の3万1374円83銭高まで上昇した。市場では「海外勢が休みで手掛かり材料がない中で、全般的には利食い売りが目立つが、後場からはすかさず押し目買いが入った」(国内証券の投資情報部部長)との声が聞かれた。

東海東京調査センターの中村貴司シニアストラテジストは「利益確定売りは出るものの、持ち直してくるので、やはり底堅いなという印象」との見方を示した。誰もが短期的な過熱感を意識する水準にはあるものの、もう一段の踏み上げが意識される中ではショート(売り)には振りにくい、という。

TOPIXは0.07%安の2159.22ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.07%安の1111.13ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆0194億8900万円。東証33業種では、値上がりは鉄鋼や精密機器、その他製品など7業種で、値下がりは保険や金属製品、水産・農林など26業種だった。

個別では、指数寄与度の大きいアドバンテストが2.3%高、ファーストリテイリングは0.7%高と堅調だった。日産自動車は1.6%高、SUBARUは1.8%高となるなど、為替の円安基調を受け、自動車株もしっかりで推移した。2024年3月期の連結業績予想の上方修正を発表した古河機械金属は3.3%高だった。一方、ソフトバンクグループが0.5%安、リクルートホールディングスが1%安と軟調だった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが574銘柄(31%)、値下がりは1197銘柄(65%)、変わらずは63銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き   安値/高値  

日経平均 31328.16 +94.62 31196. 31,064.1

24 9─31,374.

83

TOPIX 2159.22 -1.43 2156.3 2,143.92

7 ─2,162.74

プライム指数 1111.13 -0.73 1109.6 1,103.26

6 ─1,112.94

スタンダード 1071.68 -2.35 1071.9 1,066.56

指数 9 ─1,073.92

グロース指数 951.38 +17.37 935.07 930.96─9

52.01

東証出来高( 111540 東証売買代金(億円 30194.

万株) ) 89

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