ニュース速報

ビジネス

ベトナムのビンファスト、米国向け出荷のEVをリコール

2023年05月26日(金)13時35分

ベトナムの新興電気自動車(EV)メーカーであるビンファストはこのほど、昨年第1弾として米国に出荷した全車両をリコール(回収・無償修理)すると発表した。米当局が安全上の理由で警告を出したことを受けた措置。写真はパリで昨年10月撮影(2023年 ロイター/STEPHANE MAHE)

[ハノイ 25日 ロイター] - ベトナムの新興電気自動車(EV)メーカーであるビンファストはこのほど、昨年第1弾として米国に出荷した全車両をリコール(回収・無償修理)すると発表した。米当局が安全上の理由で警告を出したことを受けた措置。

米運輸省道路交通安全局(NHTSA)はビンファストのEV「VF8」999台について、ダッシュボード表示のソフトウエア不具合により重要な安全情報が表示されず、「衝突のリスクを高める恐れがある」と警告していた。

NHTSAは、999台のうち700台以上が今なおビンファストの手元にあり、顧客への引き渡しは行われていないとの推計を示した。

ビンファストはロイター宛ての声明でVF8シティ・エディションについて、ダッシュボードスクリーンが走行中ないし停車中に真っ白になる恐れを理由に自主回収を発表したと説明した。この問題による事故の報告は受けていないという。

2017年に設立され、米カリフォルニア州で今年販売を開始したビンファストは、VF8を米国に2回にわたり合計2097台出荷している。7月には欧州に最初の車両を出荷する計画。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

英追加利下げ巡る不確実性増大を市場は理解=中銀総裁

ワールド

UAE、イスラエルのヨルダン川西岸入植計画は「レッ

ワールド

日・EUなどとの貿易協定「解消」も、関税裁判敗訴な

ワールド

ハーバード大への助成金停止は違法、米地裁が政権に再
MAGAZINE
特集:豪ワーホリ残酷物語
特集:豪ワーホリ残酷物語
2025年9月 9日号(9/ 2発売)

円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代──オーストラリアで搾取される若者たちの実態は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニングをする女性、異変を感じ、背後に「見えたモノ」にSNS震撼
  • 2
    「見せびらかし...」ベッカム長男夫妻、家族とのヨットバカンスに不参加も「価格5倍」の豪華ヨットで2日後同じ寄港地に
  • 3
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 4
    「よく眠る人が長生き」は本当なのか?...「睡眠障害…
  • 5
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...…
  • 6
    Z世代の幸福度は、実はとても低い...国際研究が彼ら…
  • 7
    【クイズ】世界で2番目に「農産物の輸出額」が多い「…
  • 8
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 9
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 10
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シ…
  • 1
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 2
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 3
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 4
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 5
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 6
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 7
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 8
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 9
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマ…
  • 10
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シ…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 4
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 5
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 6
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 7
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 8
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 9
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 10
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中