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MUFG、4―12月期純利益67%減 戻し入れ勘案すると通期予想超過に

2月2日 三菱UFJフィナンシャルグループ(FG)は2日、2022年4―12月期の連結純利益が前年同期比67.9%減の3431億円だったと発表した。写真は三菱UFJFGのロゴ。2017年9月、都内で撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 2日 ロイター] - 三菱UFJフィナンシャルグループ(FG)が2日発表した2022年4―12月期の連結純利益は前年同期比67.9%減の3431億円だった。米地銀MUFGユニオンバンクの売却に伴う損失計上が影響している。ただ、1―3月期に特別利益として戻し入れとなる8017億円を勘案すると、純利益は1兆1449億円で通期目標1兆円を超過している。
ロシア・ウクライナ情勢や金融市場など事業環境の不透明感が継続するため、通期純利益1兆円の見通しは据え置いた。IBESがまとめたアナリスト11人による通期連結純利益の予想平均値は1兆0530億円。
本業のもうけを示す業務純益は1兆3815億円で通期目標1兆5000億円に対する進捗率は92%となった。海外で貸出利ざやが改善したほか、金利上昇局面で外貨を中心に預貸金収益が増えた。外債を中心としたポートフォリオ組み換えによる売却損5723億円を計上したものの、投信解約益5404億円を計上したことで、ほぼ打ち消す形となった。