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ゲーム大手EA、「スター・ウォーズ」発売延期で予約見通し下げ
米ゲーム大手エレクトロニック・アーツ(EA)は1月31日、通期(2023年3月末まで)の予約見通しを引き下げた。2022年8月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[31日 ロイター] - 米ゲーム大手エレクトロニック・アーツ(EA)は31日、通期(2023年3月末まで)の予約見通しを引き下げた。「スター・ウォーズ」を題材としたゲームのリリースを延期したほか、消費者が景気低迷で支出を控えていることを受けた。
業界の低迷が今年も続くとの懸念から同社の株価は時間外取引で7%近く下落。分析会社NewZooの推計によると、パンデミックにけん引された2年間の成長を経て、ゲーム市場は22年に4.3%縮小。大型の新作がなかったことが一因だ。
EAはこの日、「STAR WARS ジェダイ:サバイバー」の発売日を6週間先送りし、来期に当たる4月28日にした。同ゲームは2000万人以上のプレーヤーを集めた19年の「Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー」の続編となる。
同社は通期予約額が70億7000万─71億7000万ドルと予想。従来は76億5000万─78億5000万ドルと見込んでいた。
また、第3・四半期(22年12月末まで)の調整後売上高および利益はアナリスト予想を下回った。
ウェドブッシュ証券のアナリストはこの業績について「弱いが大惨事ではない」と述べ、スター・ウォーズの発売延期により、「収益の大きなシフト」が来年にもたらされるとした。