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暗号資産、今後も困難な局面続く=英中銀副総裁

2022年05月18日(水)09時55分

 イングランド銀行(英中央銀行)のカンリフ副総裁は5月17日、暗号資産(仮想通貨)について、今後も困難な局面が続く見込みだと警告した。世界的な金融状況の引き締まりに伴い、より安全な資産への投資意欲が高まる見通しが背景。2017年6月、ロンドンで代表撮影(2022年 ロイター)

[ロンドン 17日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のカンリフ副総裁は17日、暗号資産(仮想通貨)について、今後も困難な局面が続く見込みだと警告した。世界的な金融状況の引き締まりに伴い、より安全な資産への投資意欲が高まる見通しが背景。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の会議で述べた。

カンリフ氏は、金利上昇によって仮想通貨への圧力が強まるかとの質問に対し、「その通りだ。(量的引き締めが)米国で始まるに伴い、このプロセスは続くだろう。リスク資産からの資金引き揚げが見られると思う」と答えた。

ウクライナでの紛争も安全資産への逃避につながる可能性があると指摘した。

「リスク資産からシフトする動きが出るときは最も投機的な資産が一番大きな影響を受けると予想される」と述べた。

ビットコインは12日、2万5401ドルまで下落し、2020年12月以来の安値を付けた。昨年11月には過去最高値の6万9000ドルに達していた。

ロイター
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