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フィッチ、ロシアを「C」に格下げ デフォルト近いと認識

3月8日、格付け会社フィッチは8日、「B」としていたロシアのソブリン格付けを投機的(ジャンク)等級内でさらに6段階引き下げ、「C」とした。写真はフィッチ・レーティングスのロゴ。2016年3月撮影(2022年 ロイター/Reinhard Krause)
[8日 ロイター] - 格付け会社フィッチは8日、「B」としていたロシアのソブリン格付けを投機的(ジャンク)等級内でさらに6段階引き下げ、「C」とした。
ロシアのデフォルトが近いという認識を示した。
フィッチは、特定国の債権者の外貨建てソブリン債の支払いを現地通貨で行うことを強制する可能性のある大統領令に言及。「制裁措置のさらなる強化やエネルギー貿易を制限する可能性のある提案により、ロシアが少なくとも政府債務の選択的不払いを含む政策対応をとる可能性が高まる」としている。
3月16日には2本のロシア債について、総額1億0700万ドルの利払いが期限を迎えるが、利払いには30日間の支払い猶予期間も設けられている。
フィッチは2日、ロシアの格付けを「BBB」から「B]に引き下げ、ジャンク級としていた。ムーディーズとS&Pもロシアを格下げしている。