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米国株式市場=続落、ナスダック調整局面入り

2022年01月20日(木)07時12分

米国株式市場は続落して取引を終えた。2021年3月、ニューヨークで撮影(2022 年 ロイター/Brendan McDermid/File Photo)

[19日 ロイター] - 米国株式市場は続落して取引を終えた。米国債利回り上昇や米連邦準備理事会(FRB)による引き締めへの懸念が続き、ナスダック総合は調整局面に入った。

取引終了にかけて売りが加速し、ナスダックは昨年11月19日に付けた終値での最高値を10.7%下回る水準で引けた。ナスダックの調整局面入りは昨年初め以来。その際は2月12日から3月8日にかけて10%超下落した。

19日はアップルが2.1%下落したほか、テスラやアマゾン・ドット・コムも売られてナスダックの重しとなった。

インベスコのクリスティナ・フーパー氏は「引き締めが始まる局面ではボラティリティーが高まることが多く、政策ミスで景気循環が終わるリスクが常にある。このため不安が強まっている」と述べた。

業種別では一般消費財や金融、情報技術の下げが目立った。小型株で構成するラッセル2000は1.6%安。

プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は3.4%高。年間の売上高見通しを引き上げたことを好感した。

バンク・オブ・アメリカは第4・四半期決算が30%増益と市場予想を上回り、株価は0.4%上昇。モルガン・スタンレーも四半期利益が市場予想を上回り、1.8%高となった。

ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.06対1の比率で上回った。ナスダックでは2.09対1で値下がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は約114億株。直近20営業日の平均は100億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 35028.65 -339.82 -0.96 35412.30 35547.83 35015.49

前営業日終値 35368.47

ナスダック総合 14340.26 -166.64 -1.15 14582.22 14658.89 14331.65

前営業日終値 14506.90

S&P総合500種 4532.76 -44.35 -0.97 4588.03 4611.55 4530.20

前営業日終値 4577.11

ダウ輸送株20種 15588.08 -69.39 -0.44

ダウ公共株15種 944.56 +1.80 +0.19

フィラデルフィア半導体 3612.19 -115.05 -3.09

VIX指数 23.85 +1.06 +4.65

S&P一般消費財 1488.84 -27.38 -1.81

S&P素材 549.33 -1.16 -0.21

S&P工業 874.80 -9.74 -1.10

S&P主要消費財 797.67 +5.42 +0.68

S&P金融 652.56 -10.97 -1.65

S&P不動産 296.80 -3.64 -1.21

S&Pエネルギー 490.72 -3.25 -0.66

S&Pヘルスケア 1534.57 -6.81 -0.44

S&P通信サービス 255.96 -0.49 -0.19

S&P情報技術 2798.88 -38.96 -1.37

S&P公益事業 350.19 +1.60 +0.46

NYSE出来高 10.13億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 27605 + 85 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 27575 + 55 大阪比

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