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再送-来年度予算編成方針案、財政支出は躊躇なく=自民党筋

2021年12月03日(金)11時54分

 12月3日、政府が12月に閣議決定する予定の2022年度予算編成の基本方針案で、コロナで厳しい状況にある経済の再生を財政再建より優先させる方針を示すことが、自民党関係者の話で分かった。財務省、2009年撮影(2021年 ロイター/Toru Hanai)

(本文1段落目の文言を修正して再送します。)

[東京 3日 ロイター] - 政府が12月に閣議決定する予定の2022年度予算編成の基本方針案で、コロナで厳しい状況にある経済の再生を財政再建より優先させる方針を示すことが3日、自民党関係者の話で分かった。デフレ脱却を成し遂げるため、「危機に対する必要な財政支出は躊躇(ちゅうちょ)なく行い、万全を期する」とした。

    基本方針案では「経済あっての財政であり、順番を間違えてはならない」とし、「まずは経済をしっかり立て直す。そして財政健全化に向けて取り組んでいく」と明記した。

    また、従来の基本方針で明記されていた「わが国財政の厳しい状況を踏まえ、

歳出全般にわたり、聖域なき徹底した見直しを推進する」との記述が削除され、経済を支えるために積極的な財政支出を行う姿勢が鮮明となった。

    ポストコロナの社会を見据えた成長戦略として、科学技術立国の実現、デジタル田園都市国家構想、経済安全保障の推進を3つの柱とした大胆な投資により経済成長を図るとした。

    今年度補正予算と2022年度当初予算を一体として編成する「16カ月予算」の考えのもと、「単年度主義の弊害是正」のため基金の創設など必要な措置を講じると明記した。

ロイター
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