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ユニクロの綿シャツ、米が1月に輸入差し止め 新疆の強制労働巡り懸念
ファーストリテイリングのユニクロブランドのシャツが、新疆ウイグル産の綿製品に対する禁輸命令に違反した可能性があるとして、米国が1月に輸入を差し止めたことが明らかになった。写真は、NYマンハッタンのユニクロの店内で梱包された商品を移動させている従業員。2020年6月22日に撮影。(2021年 ロイター/Mike Segar)
[東京 20日 ロイター] - ファーストリテイリングが展開するユニクロのシャツが、新疆ウイグル自治区産の綿製品に対する禁輸命令に違反した可能性があるとして、米国が1月に輸入を差し止めたことが、米税関の文書で明らかになった。
10日付の文書によると、1月5日に差し止められたのはユニクロの男性用シャツ。中国共産党の傘下組織でウイグル綿花の主要生産団体である「新疆生産建設兵団(XPCC)」が関わった綿を使った可能性があるとして、違反商品保留命令に違反した疑いが持たれた。ファーストリテはXPCCや中国に由来する綿は使っていないなどと異議を申し立てたが、十分な証拠を示していないとして却下されたことが記されている。
ファーストリテは税関の決定は残念だとコメント。ユニクロには人権や労働者の権利の侵害があれば特定する仕組みがあり、ユニクロの全商品は持続可能な製造元の綿だけを使用していると指摘した。
中国外務省の趙立堅報道官は、新疆に強制労働はなく、米国は「いじめ」戦術を使っていると指摘。19日の定例会見で「関連企業は立ち上がり、米国のこうした不合理な行為に反対すべきだ」と述べた。
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