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ウーバー、第1四半期は赤字縮小 運転手関連費巡る懸念で株価下落

2021年05月06日(木)08時46分

 5月5日、米配車大手ウーバー・テクノロジーズの第1・四半期決算は、調整後の利払い・税・償却前損益が3億5900万ドルの赤字と、前四半期から赤字幅が約1億ドル縮小した。写真は2019年4月、英リバプールで撮影(2021年 ロイター/Phil Noble/File Photo)

[5日 ロイター] - 米配車大手ウーバー・テクノロジーズが5日発表した第1・四半期決算は、調整後の利払い・税・償却前損益(EBITDA)が3億5900万ドルの赤字と、前四半期から赤字幅が約1億ドル縮小した。ただ、同社が運転手の報酬引き上げを示唆し、米国の運転手について社会保障費負担が増える可能性も浮上したため、株価は下落した。

株価は通常取引で3.4%下落。バイデン米政権が同日、運転手や配達員など単発で仕事を請け負う「ギグワーカー」を従業員ではなく独立した請負業者と見なすことを容易にするトランプ前政権の規則を撤回する方針を示したことが背景。株価は引け後の時間外取引でさらに4.6%下落した。

同期は料理宅配事業が引き続き好調だったが、配車事業の予約件数は前四半期比で横ばいとなった。

リフィニティブがまとめた調整後EBITDAのアナリスト予想平均は4億5200万ドルの赤字だった。

ライドシェアなど移動サービス部門では、英国の最高裁判決を受けて運転手に最低賃金支払いなどを保障したことで6億ドルを計上した。

同社は、ドライバーの報酬が増えることで、ウーバーの1注文当たり料金の取り分が20%程度に低下するとの見通しを示した。

アトランティック・エクイティーズのアナリスト、ジェームズ・コードウェル氏は、時間外取引での株価下落は、同社の取り分が圧迫され、ドライバーへのインセンティブが示唆されたためと分析した。

英国での和解の影響を除く同期の売上高は35億ドルと、アナリスト予想の平均(32億9000万ドル)を上回った。

料理宅配事業の売上高は前年同期比3倍超の17億ドル。前四半期比では28%増加した。

配車事業の総予約件数は前四半期比でほぼ横ばい。前年同期比では38%減少した。

インベスティング・ドット・コムのシニアアナリスト、ハリス・アンワル氏は「同社の収益は英最高裁の判決で打撃を受けた。判決によって費用が増え、米国で同様の動きがあれば影響はさらに大きいだろうとの印象を投資家に与えた」と指摘した。

ウーバーと競合リフトの株価は先週ともに急落。ウォルシュ米労働長官はロイターのインタビューで、ギグワーカーの大半は米国で「従業員」に分類されるべきとの考えを示した。

ウーバーの最高法務責任者を務めるトニー・ウエスト氏は電話会見で、米労働省との対話を通じてこの問題の最終決着を見いだしたいとの期待を示した。

*内容を追加しました

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