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豪通信ボカス、マッコーリー連合の買収案受け入れ 27億米ドル
3月9日、豪通信インフラ会社ボカス・グループは、マッコーリーのファンドと年金基金アウェア・スーパーのコンソーシアムからの35億豪ドル(26億8000万米ドル)の買収案を受け入れたと発表した。写真はボカスのロゴ。シドニーで2017年8月撮影(2021年 ロイター/Jason Reed)
[9日 ロイター] - 豪通信インフラ会社ボカス・グループは9日、マッコーリーのファンドと年金基金アウェア・スーパーのコンソーシアムからの35億豪ドル(26億8000万米ドル)の買収案を受け入れたと発表した。ボカス株は約4年ぶり高値を付けた。
先月、マッコーリー・インフラストラクチャー・アンド・リアルアセッツ・ホールディング(MIRA)とアウェア・スーパーは共同でボカスに買収提案することに合意した。
ボカスには2019年以降、マッコーリー連合を含め少なくとも3社が買収を提案。マッコーリー連合の1株=5.50豪ドルの買収条件は、最近の提案の中で最も高い。豪AGLエナジーとスウェーデンのプライベートエクイティ(PE)EQTインフラストラクチャーは、資産精査期間終了後に買収提案を取り下げた。
ボカスのマンスフィールド会長は声明で、「取締役会は(マッコーリー連合の)提案が株主に最善の利益になるとの認識で一致している」と述べた。
また、投資家が強い関心を寄せているニュージーランド部門の新規株式公開(IPO)計画は白紙にするとした。