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独小売売上高指数、1月は前月比-4.5% 予想以上の悪化
3月2日、ドイツ連邦統計庁が発表した1月の小売売上高指数は、実質ベースで前月比4.5%低下と、ロイターがまとめた市場予想の0.3%低下を大幅に下回った。ベルリンで2020年12月撮影(2021年 ロイター/Fabrizio Bensch)
[ベルリン 2日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が発表した1月の小売売上高指数は、実質ベースで前月比4.5%低下と、ロイターがまとめた市場予想の0.3%低下を大幅に下回った。
新型コロナウイルスの流行に伴うロックダウン(都市封鎖)に加え、付加価値税(VAT)減税措置の終了が響いた。
2020年12月の改定値は9.1%減に上方修正された。
統計庁は「指数低下は現在行われているロックダウンで説明できる。2020年12月16日以降、多くの小売店が閉鎖されている」と述べた。
多くの消費者が、VAT減税措置の失効を控え、2020年末までに高額商品を購入を済ませたことも影響した可能性がある。
衣料販売は前年比76.6%減。スーパーマーケットやコンビニエンスストアの営業は続いており、食品販売は同4.3%増加した。
オンライン販売は31.7%増。消費者の生活習慣の変化が引き続き寄与した。
昨年12月中旬に導入されたロックダウンは少なくとも3月7日まで継続される。大半の店舗・サービス業が休業となっているが、政府は3日、ロックダウンの段階的な緩和について再協議する予定。