ニュース速報

ビジネス

鉱工業生産、1月は半導体増産で3カ月ぶりプラス 3月は減産見通し 

2021年02月26日(金)10時17分

 経済産業省が26日発表した1月鉱工業生産指数速報は前月比4.2%上昇し、97.7となった。半導体の増産などが寄与して3カ月ぶりのプラスとなった。写真は川崎市の京浜工業地帯で2017年1月撮影(2021年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 26日 ロイター] - 経済産業省が26日発表した1月の鉱工業生産指数速報は前月比4.2%上昇して97.7となり、3カ月ぶりのプラスだった。ロイター集計の民間予測中央値は前月比4.0%上昇で、これを上回った。自動車部品の軸受けや半導体メモリーなどの増産が寄与した。もっとも、水準は新型コロナウイルス感染拡大前の2020年1月の水準を回復していない。

企業の生産計画から集計する2月の生産予測は前月比2.1%上昇となっているものの、3月は一転、同6.1%低下が見込まれている。経産省は「総じてみれば、生産は持ち直している」との基調判断を据え置いた。

会見した経産省幹部は、1月に発令された緊急事態宣言の影響は大きくなかったと総括しつつも、内外の新型コロナ感染拡大や2月の福島沖地震の影響を注視すると強調した。

1月の増産に寄与したのは汎用・業務用機械(前月比11.7%増)、電子部品・デバイス(同10.5%増)、電気・情報通信(同7.5%増)、生産用機械(同8.1%増)など。軸受け、発電所向けボイラー部品、USBメモリーなど小売り販売向け半導体メモリー、コンデンサー、リチウムイオン電池、半導体製造装置、ショベル系掘削機械などが伸びた。

2月の生産は、企業計画の上振れ傾向を考慮すると前月比プラス・マイナス両方の可能性があるという。3月に減産が見込まれるのは、生産用機械、電子部品・デバイスの減産が主な理由。経産省では「一時的」(幹部)とみている。

(竹本能文 編集:山川薫)

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米国防総省、重要鉱物の国内供給強化へ提案要請 イラ

ワールド

世界株に調整リスク、弱気相場の可能性は限定的=ゴー

ワールド

カタールがLNG輸出で「不可抗力宣言」、通常生産再

ワールド

イラン製無人機への防衛で米などが支援要請=ゼレンス
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 2
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    「外国人が増え、犯罪は減った」という現実もあるの…
  • 6
    「イランはどこ?」2000人のアメリカ人が指差した場…
  • 7
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    戦術は進化しても戦局が動かない地獄──ロシア・ウク…
  • 10
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 9
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 10
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中