ニュース速報

ビジネス

米エヌビディア、2─4月期売上高は堅調見通し 半導体需要好調

2021年02月25日(木)10時49分

2月4日、 米半導体大手エヌビディアは第1・四半期(2─4月)について、市場予想を上回る売上高見通しを示した。写真はエヌビディアのロゴ。台北で2017年5月撮影(2021年 ロイター/Tyrone Siu)

[24日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディアは24日、第1・四半期(2─4月)について、市場予想を上回る売上高見通しを示した。ゲーム機器やデータセンター向けのグラフィックス用半導体需要が強いと見込む。

同社の株価は時間外取引で一時3%高の597.50ドルを付けた。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で在宅時間が増え、パソコンでゲームを遊ぶために使うGPU(画像処理半導体)の需要が好調だった。また、暗号資産(仮想通貨)のマイニング(採掘)をするための半導体需要も増えた。

同社のコレット・クレス最高財務責任者(CFO)は投資家向け電話会議で、世界的な半導体不足により、昨年秋に販売した主力製品のゲーム用半導体の在庫維持が難しくなっていると説明し、第1・四半期も供給がひっ迫するとの見方を示した。

第1・四半期の売上高予想は、53億ドルを中心に上下2%とした。リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の45億1000万ドルを上回った。

同時に発表した第4・四半期(11─1月)決算は、売上高が前年同期の31億1000万ドルから50億ドルに増加。アナリスト予想の48億2000万ドルを上回った。

ゲーム部門の売上高は25億ドルで、ファクトセットがまとめたアナリスト予想の23億6000万ドルを上回った。

データセンター部門の売上高は19億ドルで、アナリスト予想の18億4000万ドルを上回った。

クレス氏は、マイニングをするための需要が第4・四半期の売上高に1億─3億ドル貢献したとのアナリストの推計に言及。第1・四半期の売上高への貢献は5000万ドル程度になるとの見通しを示した。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米陸軍、ドローン100万機購入へ ウクライナ戦闘踏

ビジネス

米消費者の1年先インフレ期待低下、雇用に懸念も=N

ワールド

ロシア、アフリカから1400人超の戦闘員投入 ウク

ビジネス

米ミシガン大消費者信頼感、11月速報値は約3年半ぶ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2人の若者...最悪の勘違いと、残酷すぎた結末
  • 3
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統領にキスを迫る男性を捉えた「衝撃映像」に広がる波紋
  • 4
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    なぜユダヤ系住民の約半数まで、マムダニ氏を支持し…
  • 7
    長時間フライトでこれは地獄...前に座る女性の「あり…
  • 8
    【銘柄】元・東芝のキオクシアHD...生成AIで急上昇し…
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    「これは困るよ...」結婚式当日にフォトグラファーの…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 7
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 8
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中