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三菱商、4―12月期は54%純利益減 豪州原料炭の市況下落などで

2021年02月03日(水)16時50分

 2月3日、三菱商事は、2020年4─12月期(国際会計基準)の連結純利益が前年同期比54.7減の1691億円だったと発表した。写真は都内で2016年4月撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)

[東京 3日 ロイター] - 三菱商事は3日、2020年4─12月期(国際会計基準)の連結純利益が前年同期比54.7減の1691億円だったと発表した。LNG(液化天然ガス)関連事業や自動車関連事業での利益減のほか、豪州原料炭事業の市況下落が影響している。

増一行・最高財務責任者(CFO)は会見で、10―12月期の純利益が824億円になったことに触れ「一過性の要因や季節要因を除くと800―900億円になると思っている。LNGと原料炭が一番低い価格で800億円半ばの利益と考えると、ある程度まで戻せていると分析している」と述べた。

21年3月期の連結純利益予想は前年比62.6%減の2000億円の予想を据え置いた。会社側では、三菱自動車工業の構造改革費用の取り込みに加え、環境が不透明な中で資産価値を見直し、減損する可能性もあると説明している。IBESがまとめたアナリスト8人のコンセンサス予想では、21年3月期通期の純利益の平均値は2198億円。

ミャンマーでは、都市開発や食品の製造・流通などを行っている。増CFOは、食品に関しては内需型であること、都市開発は建設が進んでいることなどから「目の前のことで心配していることはない」とした。

*内容を追加します。

(清水律子 編集:田中志保)

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