ニュース速報

ビジネス

日経平均は続伸、連日のバブル後高値更新 後半伸び悩む

2020年11月25日(水)15時35分

東京株式市場で日経平均は続伸。連日のバブル後最高値更新となった。ただ、高値警戒感が強い一方、上値を追う勢いが鈍ったと感じられたことで利益確定売りが活発化し、全体的に後半は伸び悩んだ。写真は東証、10月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 25日 ロイター] -

日経平均

終値      26296.86 +131.27

寄り付き    26468.52

安値/高値   26258.35─26706.42

TOPIX

終値       1767.67 +5.27

寄り付き     1781.12

安値/高値    1765.10─1790.17

東証出来高(万株) 154946

東証売買代金(億円) 31507.78

東京株式市場で日経平均は続伸。連日のバブル後最高値更新となった。ただ、高値警戒感が強い一方、上値を追う勢いが鈍ったと感じられたことで利益確定売りが活発化し、全体的に後半は伸び悩んだ。東証1部の売買代金は3兆円を超す大商い。

24日の米国株式市場は続伸し、ダウ工業株30種は初めて3万ドルを突破した。景気回復への期待や新型コロナウイルスのワクチン開発を巡る進展、米国の政権移行開始に支援された。トランプ米大統領は23日、バイデン次期政権への移行プロセスを開始することを一般調達局(GSA)にようやく許可した。

これを受けて、日本株も前日の勢いを持続して朝方から大幅上昇でスタート。ただ、テクニカル面では直近の急な上昇に対する警戒感が強く「日経平均はそれまでの96年バブル後高値から、2008年の押した幅の61.8%戻しとなる2万6747円に接近、時価近辺では止まる可能性もある」(国内証券)との声が聞かれた。

市場関係者によると「今の相場は環境ではなく、株価が一番の材料。勢いがある時は買い進まれるが、いったん止まると利益確定売りが出やすくなる」(SBI証券・投資情報部アドバイザーの雨宮京子氏)という。

TOPIXは0.30%高で終了。東証33業種では、空運業、海運業、鉄鋼などの上昇が目立ち、パルプ・紙、電気・ガス業などが値下がりした。売買代金は3兆1507億8800万円。個別では、ソニーが連日の年初来高値更新となり、日本航空が商いを伴い上昇。半面、トヨタ自動車は利益確定売りに押された。

東証1部の騰落数は、値上がり771銘柄に対し、値下がりが1318銘柄、変わらずが89銘柄だった。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

アングル:「豪華装備」競う中国EVメーカー、西側と

ビジネス

NY外為市場=ドルが158円台乗せ、日銀の現状維持

ビジネス

米国株式市場=上昇、大型グロース株高い

ビジネス

米PCE価格指数、インフレ率の緩やかな上昇示す 個
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された米女優、「過激衣装」写真での切り返しに称賛集まる

  • 4

    中国の最新鋭ステルス爆撃機H20は「恐れるに足らず」…

  • 5

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 6

    アカデミー賞監督の「英語スピーチ格差」を考える

  • 7

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 8

    19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガル…

  • 9

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 10

    大谷選手は被害者だけど「失格」...日本人の弱点は「…

  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミ…

  • 9

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 10

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 3

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈する動画...「吹き飛ばされた」と遺族(ロシア報道)

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 6

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中